重要な契約書などに用いる実印ですが、普段はあまり使用する機会が無いため作成していない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時に突然実印が必要といわれると困ってしまいますよね。そこで本記事では実印を急いで作りたい方へ向けてすぐに買える方法について解説します。
実印作成に必要な手続きとかかる日数
実印とは
「実印」という言葉は知っていても、どのような役割を持つ印鑑なのか実感がなければ、作成しようとまでは思わないものです。まずは実印のことをよく知りましょう。
実印について理解するには、印鑑(いんかん)の正しい意味を知る必要があります。「ハンコを押してください」や「印鑑を押してください」といいますが、厳密には道具としてのハンコ本体を「印章(いんしょう」と呼びます。
印章に朱肉をつけて、紙に押したときに文字として残る朱肉のあとを「印影(いんえい)」と呼びます。地方自治体などで申請書にハンコを押して届け出た印影を「印鑑」と呼ぶのです。
かつては届け出たハンコが本物であることを確認するため、印影を照合する際に使っていた台帳を「鑑(かがみ)」と呼んでいたことが「印鑑」の由来とされます。
現在は個人のハンコを住民票がある市区町村の役所に届け出て「印影」を登録した場合、そのハンコが「実印」となります。ちなみに、銀行など金融機関に口座を開設する際に「印影」を登録したハンコは「銀行印」になります。