銀行印は 縦書き?横書き? どちらが正しい? 他の印鑑の向きも合わせて確認!

印鑑は一般的に縦書きのものがよく使用されていますが、用途によっては横書きで作る場合もあります。銀行印の場合は縦書きと横書きとどちらが正しいかをご存知でしょうか。
また名字と下の名前、フルネームの印鑑がありますが、どちらがふさわしいのでしょうか。
銀行印をこれから作りたい方、刻印内容や向きがわからないという方向けに、銀行印の刻印内容と向きについて解説します。

銀行印の刻印内容は?

まずは銀行印に刻印する名前について解説します。
銀行印は特に姓名に関して規定がないため、名字でも下の名前でもフルネームでも作成できます。名字でないといけないなどのルールはありません。
ご自身でお好きなものをお選びいただけます。他の印鑑の刻印内容と合わせて、区別が付くように選んでみてください。

男性の一般的な刻印内容

男性は銀行印を名字で作る方がほとんどです。印鑑がわからなくならないように、実印はフルネームで銀行印は名字などと区別している方も多いです。

女性の一般的な刻印内容

女性の場合は結婚で姓が変わる可能性があるため、下の名前で印鑑を作る方も多いです。銀行印は名字でないといけないなどの規定がないため、下の名前の印鑑を銀行印にすることができます。

結婚して名字が変わってるタイミングで名字の印鑑を銀行印を新しく作る方が多いのですが、名前の印鑑を銀行印として使い続ける方も一定数います。

銀行印の刻印内容は何がおすすめ?

銀行印に刻印する名前は、名字、下の名前、フルネームのどれがよいのでしょうか。

男性は実印と区別が付きやすいものを選ぶとよいでしょう。実印がフルネームなら、名字や下の名前というように実印と区別が付きやすいようにしてください。

女性は名字が変わることを見越して下の名前で作成するとよいでしょう。もちろん実印との区別も付きやすくしておくと、自身が間違えずにすみます。それぞれのメリットとデメリットをまとめましたので、ご自身に合うものを選んでみてください。

名字のメリット

名字のメリットは、フルネームに比べると小さいサイズで作成できるため、価格を安くおさえられます。また一般的には多くの方が名字で印鑑を作るため、無難な選択です。
銀行印のサイズ(直径)は実印と認印の間、12mm~15mm程度で作ります。

名字のデメリット

名字で印鑑を作成するデメリットは、結婚などで姓が変わった場合に改印しなければならない可能性があることと、フルネームの印鑑に比べて同姓の印鑑は一定数あることです。
同姓の印鑑との違いを出すため、はんこ屋さん21では専門のデザイナーが1つ1つの印影を作成しています。特に篆書体や印相体といった複雑なデザインになる書体を選ぶことをおすすめします。

下の名前のメリット

下の名前で作成するメリットは、結婚などで名字がかわっても印鑑を作り直す必要がないことですので、女性におすすめです。
名字と同様でフルネームよりも小さいサイズで作成できるため、価格が安くすみます。
また家族でそれぞれ銀行口座を作成して管理する際に、家族全員が名字の印鑑を銀行印にしてしまうと誰がどの銀行印をしようしているかがわからなくなる可能性があります。下の名前にしておくと、区別が一目で付くため、家族まとめて管理するときにわかりやすいです。

下の名前のデメリット

下の名前にするデメリットは、フルネームよりも単純なデザインになってしまい、名前が他者とかぶることもあります。

フルネームのメリット

フルネームで銀行印を作成するメリットは特定の個人に限定できることです。印相体や篆書体で作成することでデザインも複雑になり、名字や下の名前の印鑑と比べると最も偽造されにくいです。

フルネームのデメリット

フルネームのデメリットは、名字と同様で結婚などで姓が変わったら改印の必要性があることと、フルネームのためサイズが15mm~18mmと大きくなり、名字や下の名前の印鑑よりも割高になります。また実印をフルネームで作成していたら、見分けが付かなくなってしまう点です。実印がフルネームなら別のものにしたほうがよいでしょう。

銀行印は縦書き?横書き?

銀行印は縦書きと横書きどちらがよいのでしょうか。刻印する名前同様で、どちらかという規定がないため、縦書きでも横書きでもどちらでも作成できます。ご自身でお好きなほうを選んでください。一般的には縦書きを選ばれる方のほうが多いです。

横書きと縦書きで何が違う?

銀行印に縦書きを選ばれる方も多いのですが、まずは認印との区別をつけやすくする目的で横書きで銀行印が作られるようになりました。
それ以外に、風水や縁起がよいなどの理由から横書きを選ぶ方もいらっしゃいます。
縦書きにすると上から下へお金が流れてしまうから。お金が上から下に流れないようにという意味を込めて横書きにされる方もいらっしゃいます。

ただし横書き時に1点注意したいのが、印鑑の場合の横書きは、昔の横書き、右から左に読みます。
現在は、横書きなら左から右の順に読むため、少し違和感を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「佐藤」さんなら「藤佐」という形になります。佐藤さんは問題ありませんが、例えば反対から読んでも名字として成立する方は注意が必要です。「田中」さんは、右から左だと「中田」となります。どちらから読むのかわかりにくいため、反対からも読めてしまうという方は、無理に横書きにしないのもおすすめです。読みやすさやわかりやすさを含めて考慮してみてください。

また外国人の名前でカタカナや特にアルファベットの場合にはヨミや意味を正しくするため「左から右」で作ります。

はんこ屋さん21では、横書きの印鑑を作る時には、「右から左」「左から右」と指定してご注文いただけます。

他の印鑑と区別をするために銀行印は横書きで作ることも

実印、認印、銀行印を持っていると「ぱっと見て区別ができない」「押してみないと区別できない」という方もいらっしゃいます。

銀行印には横書きもおすすめです。一般的に縦書きの印鑑が多く実印も恐らく縦書きにしている方がほとんどでしょう。「認印(実印)と区別が付かなくなった」、「どっちが認印(実印)かわからなくなった」などの経験はございませんか。認印(実印)も銀行印も縦書きで名字だけだとどちらが実印だったのかわからなくなることもあります。銀行印を横書きにしておくと、一目で見分けが付き、どちらが実印かわからなくなることはありません。どちらかがわかりやすくなるため、おすすめです。また横書きにはげん担ぎで「お金が上から下に流れない」という意味合いがあります。

縦書きにする場合でも、認印とは違う書体にすることで区別しやすくなります。例えば、銀行印は篆書体や印相体で、認印は古印体や楷書体を選ぶとよいでしょう。

他の印鑑は縦書き?横書き?

銀行印は縦書きと横書きどちらでも構いませんが、他の印鑑はどうでしょうか。

認印

特に役所や銀行に届出を出していない実印、銀行印など以外のすべての印鑑を認印と呼びますが、認印は男女ともに縦書きがよいといわれています。認印は実印や銀行印と違って日常的に使うため、使用する場面が多いです。そのため、使いやすく読みやすい名字のほうが一般的だと考えられています。横書きだと下からも読める名字の方はどちらから読むのかわからないため、わかりづらいのもあるでしょう。
認印は多くの人の目に触れるため、縦書き名字が一般的とされています。

男性の実印

男性の実印は縦書きフルネームがよいといわれています。名字だけの印鑑が一般的のため、実印は見分けが付くようにフルネームで作成する方が多いです。また縁起面では、縦書きフルネームで作成すると、「家系の発展や繁栄しますように」という意味を持ちます。
一家の大黒柱となる男性は、縦書きフルネームで実印を作成するのが一般的です。

女性の実印

女性の実印は、将来苗字が変わった時のために名のみで作る方も多くいらっしゃいます。銀行印は横書きのほうがよい意味あるという事もありますが、実印の場合は縦書きも横書きもよい意味です。

まとめ

銀行印は縦書きと横書きのどちらか、刻印内容についてご紹介しました。銀行印は縦書きでも横書きでもどちらでもよいため、ご自身の好みや他の印鑑とかぶらないように刻印内容と向きを決められます。本記事を参考に、銀行印や他の印鑑を作成してみてください。ぶ

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