建設業許可票とは?必要な理由等についても解説

建設現場に掲示されている「建設業許可票」をご覧になったことのある方は多いのではないでしょうか。しかし、何故建設業許可票を掲示してあるのか、どこに貼れば良いのか、どう準備すればいいのかをご存じの方は多くはないでしょう。そこで、建設業許可票について詳しく解説します。

建設業許可票と建設工事

ある一定の工事を行う際には、建設業許可票を提示する義務があります。建設業許可票とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。建設業許可票の概要と、許可票が必要な建設工事について確認してみましょう。

建設業許可票とは?

建設業許可票とは、発注者や請負業者の保護、工事の透明性などを目的とし、ある一定の工事の場合は、建設業許可票の提示が必要とされています。基本的には、見やすい場所に許可を受けた詳細な情報を提示して、信頼を得る必要があります。
建設業許可票は工事を実施する業者が、適切な許可を受けた業者であることを示し、安全性や災害防止などの責任の所在を明らかにする目的もあります。

建設業許可票が必要な建設工事について

建設業許可票はどんな工事でも必要というわけではありません。土木一式工事や大工工事、コンクリート工事などの29種類の工事が該当し、軽微な建設工事に該当する場合は建設業許可票の提示は必要ないとされています。工事の請負代金の額が1,500万円未満の工事や延べ面積が150㎡未満の木造住宅工事、建築一式工事以外の場合は500万円未満の場合、建設業許可票は必要ありません。

建設業許可票が必要な理由

建設業許可票が必要な理由のひとつとして、地域住民に安心してもらうためでもあります。建設業許可が提示されていなければ、どんな業者が何のために工事しているかわかりません。また、建設業許可票を取得しても、提示していなければ、地域住民がわざわざ確認しなければいけません。

建設業許可票の設置について

建設業許可票を設置するには、設置場所や設置期間などを知っておき、行政庁によって定められた規定を守る必要があります。また、許可票の適した材質を知っておくと、耐久性の高い許可票を作成できます。ここでは建設業許可票の設置について、表示制限や材質、設置場所、設置期間について詳しく解説します。

建設業許可票の表示制限

建設業許可票は表示制限の規定が設けられており、建設業の許可を得ていない業者が誤認するような表示をしてはいけないという制限があります。有効期限が過ぎているものや、修正していない許可票を提示すると罰則を受けます。

建設業許可票の材質

建設業許可票を屋外に設置する場合、耐久性を考慮した材質の許可票が必要です。雨風や太陽に当たり続けると、劣化して、看板がはがれる恐れがあります。よく利用される材質としては、アクリルやプラスチックなどが挙げられます。その他にもステンレスやアルミでできた金属製も使用されます。コスト面や耐久性などを考慮して材質を選びましょう。

建設業許可票の設置場所

建設業許可票は、見えやすい位置に設置しなければいけないとされています。第三者が見てもすぐにわかるように、公衆の見えやすい位置に掲示する必要があり、工事を実施する入口や壁面に提示することが多いです。

建設業許可票の設置期間

建設業許可票の設置開始時期は、とくに指定はありません。ですが、許可票の設置義務が発生した際には、速やかに設置するのがよいでしょう。設置義務が発生しているのにも関わらず、設置していなかった場合は罰則にあたる恐れがあるので注意が必要です。

建設業許可票を提示しない場合のリスクと許可票の要件

許可票の要件、建設業許可票の掲示しなかった場合のリスクについて解説していきます。

建設業許可票の要件

建設業許可票に記載すべき要件は、法律で決められています。基本的には、許可年月日や許可番号、許可を受けた建設業、称号、代表者の氏名、主任技術者の氏名、一般建設業もしくは特定建設業の記載などを記載しなければいけません。

建設業許可票を設置しないリスク

建設業許可票を設置しないと、罰則を受け、10万円以下の過料になる場合があります。設置をしていなければすぐに罰則を受けるとは限りませんが、工事を実施する際には必ず行政庁の許可を得て適切な場所に掲示する必要があります。
また、許可番号が変更になった際には、新しい許可票を作成しなければいけません。許可票を更新した際も、忘れず更新後のものを掲示するようにしましょう。

まとめ

建設工事を行う場合には、建設業許可票を見やすい場所へ掲示する義務がありますが、この建設業許可票は建設業者自身で用意しなければいけません。はんこ屋さん21では掲示する上で適切な許可票を取扱っております。許可票をお探しの方ははんこ屋さん21へ!

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