印鑑はどこで買える? 知っておくべき種類やこだわるポイントも解説

「印鑑はどこで買える?」と疑問に思っている人もいるでしょう。印鑑は身近なアイテムなので、さまざまな場所で購入できます。しかし、買う場所によっては価格が安いなどのメリットがある一方で、珍しい名字に対応していないなどのデメリットがあるのも確かです。どのような印鑑を買うかに合わせて、適切な場所で購入する必要があります。今回は、印鑑を買える場所について紹介します。印鑑の種類や作成する際にこだわるポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

印鑑を買える場所6選

印鑑を買える場所6選は、次のとおりです。

  • 印鑑専門店
  • 100円ショップ
  • 文房具店
  • スーパーやホームセンター
  • はんこの自販機
  • ネット通販

それぞれ詳しく解説します。

印鑑専門店

印鑑専門店は、プロに相談しながら印鑑を買える場所としておすすめです。実印・銀行印・認印はもちろん、シャチハタの既製品・別製品も購入できます。独自の印面の作成も可能で、珍しい名字でも問題なく作ってくれます。また、三文判を取り扱っている店舗がほとんどですので、その場ですぐに認印が欲しいという場合にも

しかし、他の実店舗やネット通販と比較して価格が高いのがデメリットです。また、印材は店舗に置かれているものしか選択できません。印鑑を手に入れるまでに数日から1週間ほど掛かる点にも注意しましょう。はんこ屋さん21では、基本的に翌日納品が可能で、即日でお渡しできる特急仕上げ対応が可能な場合があります。
その時の込み具合や在庫状況にもよりますが、実際に午前中に注文して午後に受取り、その日の内に、窓口が閉まる前に、役所に印鑑を登録できたり、銀行口座開設の手続きができたりと、お急ぎのお客様の対応も可能な限りさせていただいております。

100円ショップ

価格の安さを重視する人には、100円ショップがおすすめです。100円ショップでは、三文判と簡易的な浸透印タイプのネーム印を購入できます。すぐに手に入るので、印鑑の入手を急いでいる人にも向いています。

しかし、珍しい名字の印鑑は売っていない場合がほとんどです。100円ショップの印鑑はプラスチック素材が基本であり、耐久性も期待できません。また、三文判は悪用のリスクがあるので、実印や銀行印に使う印鑑には不向きです。
また、大手100円ショップでは「認印は在庫限り」という掲示もあり、取り扱いをやめていく100円ショップもあるようです。

文房具店

近くにお店がある人なら、文房具店を選択する手もあります。文房具店では、三文判とシャチハタの既製品を購入できることが多く、一般的な名字であれば、その場ですぐに手に入れられます。

しかし、珍しい名字に対応していないのがデメリットです。また三文判を選ぶ場合は、実印や銀行印に不向きなので注意しましょう。

スーパーやホームセンター

一般的な名字であれば、スーパーやホームセンターでも十分な場合があります。スーパーやホームセンターでは、三文判とシャチハタの既製品を購入可能です。ホームセンターであればレジやサービスカウンターの近くに置かれている場合が多いので、見つけやすいでしょう。

しかし、一般的な名字の印鑑を販売している一方で、珍しい名字の印鑑は置いていないケースがほとんどです。

はんこの自販機

珍しい名字の印鑑をすぐに手に入れたい人には、はんこの自販機がおすすめです。はんこの自販機はホームセンターやスーパーなどに設置されており、簡易的なオーダーメイドで作成できます。

タッチパネルから印材や書体を選択するだけで、最短10分で完成する簡単さも魅力です。難しい漢字を入力できるので、珍しい名字でも問題なく作成できます。

しかし、実店舗やネット通販と比較すると、印鑑の質が低いのが欠点です。また、印材やサイズの選択肢が少なく、印鑑作成の際に細かく指定したい人には向きません。

ネット通販

さまざまな印鑑を選んで作りたい人には、ネット通販がおすすめです。ネット通販では、実印や銀行印はもちろん、認印・シャチハタの既製品・別製品を購入できます。珍しい名字に対応している上に、印材やサイズなどの選択肢が多いのもメリットです。

しかし、ネット通販では早くても即日出荷が基本であるため、当日中に印鑑を入手するのは難しいです。また、実物を見ながら商品を選ぶことができず、商品が届くまで自分の理想に合った印鑑なのかを確認できないのもデメリットといえます。

はんこ屋さん21公式オンラインショップでは、発送はもちろん、注文前に事前にご連絡いただけると特急対応も可能な場合もあります。

作る前に知っておくべき印鑑の種類

作る前に知っておくべき印鑑の種類は、次のとおりです。

  • 本人確認の効果を持つ実印
  • 銀行関係の手続きに必要な銀行印
  • 日常的な使用に適した認印

それぞれ詳しく解説します。

本人確認の効果を持つ実印

実印とは、本人確認の効果を持つ印鑑です。役所に登録された印鑑は、実印として扱われます。不動産の物件を売買するときや遺産の相続など、高額な金銭のやりとりをする際は実印と印鑑証明が必要です。

銀行関係の手続きに必要な銀行印

銀行印は、銀行関係の手続きに必要な印鑑です。具体的には、銀行口座の開設やクレジットカードの作成時に金融機関へ届け出ます。窓口でお金を引き出す際、預金した本人かを確認するために銀行印が求められます。

日常的な使用に適した認印

認印は、届け出をしていない印鑑を指します。会社の書類や荷物の受け取り時など、日常的な使用に適した印鑑です。

印鑑を作る際にこだわるべきポイント

印鑑を作る際にこだわるべきポイントは、次のとおりです。

  • 素材で選ぶ
  • サイズで選ぶ
  • 書体で選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

素材で選ぶ

印鑑を作るときは、素材にこだわりましょう。素材によって、印鑑の耐久性が向上したりおしゃれさが高まったりします。

印鑑の種類 おすすめの素材
実印
  • 本象牙
  • 黒水牛
  • オランダ水牛
  • チタン
銀行印
  • 黒水牛
  • オランダ水牛
  • チタン
認印
  • 本柘
  • 樹脂素材

実印や銀行印は重要な印鑑なので、黒水牛やチタン、本象牙などの頑丈な素材が推奨されます。認印に関しては届出不要の関係で、破損しても替えが効くため、耐久性より見た目を優先しても問題ありません。

サイズで選ぶ

印鑑を作る際は、サイズも重視します。サイズによって読みやすさや押しやすさなどが変わるためです。

印鑑の種類 おすすめのサイズ
実印 一般的なサイズ:13.5~18mm
男性に人気のサイズ:16.5mm
女性に人気のサイズ:15mm
銀行印 一般的なサイズ:12~15mm
男性に人気のサイズ:13.5~15mm
女性に人気のサイズ:12mm
認印 一般的なサイズ:10.5~12.0mm
男性に人気のサイズ:12.0mm
女性に人気のサイズ:10.5~12.0mm

 

男性は大きめ、女性は小さめのサイズが人気です。実印に関しては市町村によってサイズに規定がある場合もあるので、事前に調べてから規定内のサイズを選択しましょう。

書体で選ぶ

印鑑を作る際は、書体も意識しましょう。どのような書体にするかによって、読みやすさや偽造のされにくさが異なります。

印鑑の種類 おすすめの書体
実印 ●      印相体

●      篆書体

銀行印 ●      印相体

●      篆書体

認印 ●      古印体

●      隷書体

実印や銀行印のような重要な印鑑の場合は、偽造のリスクを抑えるためにあえて読みにくい書体を選択するのがおすすめです。中でも吉相体や篆書体は、可読性が低く偽造されにくい書体として知られています。

認印の場合は偽造のされにくさを重視する必要はなく、読みやすい書体を選ぶのが一般的です。古印体や隷書体は、読みやすい書体を選択したい人に向いています。

まとめ

今回は、印鑑を買える場所について紹介しました。印鑑は印鑑専門店や100円ショップなどさまざまな場所で購入できますが、買う場所によってメリットやデメリットがあります。

実印や銀行印などの重要な印鑑を作る場合は、専門店・はんこの自販機・ネット通販がおすすめです。認印のような重要度の低い印鑑であれば、100円ショップなど近くにある店舗でも問題ありません。

印鑑は一度作ったらずっと使い続けるものなので、素材やサイズ、書体にもこだわって作成しましょう。

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